夏といえば怪談、怪談といえば心霊スポット。名古屋・愛知の心霊スポット11選が好評につき、今回は足を延ばして岐阜・三重の「東海の定番心霊スポット」6か所をまとめました。単なる怖い噂の紹介ではなく、それぞれの場所の実際の歴史・噂の真相・訪問時の注意点まで、地元メディアの目線で整理しています。

この記事のポイント

  • 岐阜は二股トンネル・鶯谷トンネル・古虎渓ハウス、三重は旧総谷トンネル・中河原海岸・鈴鹿峠の鏡岩の6か所を紹介します。
  • 「噂」と「史実」を分けて解説。実際の事故に由来する場所は、興味本位ではなく歴史を知る場として扱います。
  • 廃墟への立入は不法侵入(刑法130条)。立入禁止の場所は外から見るだけ・慰霊の場では手を合わせる、が鉄則です。

訪問前に必ず読んでほしい5つの注意

  • 私有地・立入禁止区域には入らない(不法侵入罪になります。廃墟は倒壊・崩落の実害リスクも)
  • 夜間の単独行動はしない。山間部は電波の届かない場所や落石・野生動物のリスクがあります
  • 近隣住民への迷惑行為(騒音・路上駐車・ゴミ)は厳禁
  • 実際の事故・災害に由来する場所では、ふざけた言動をしない。慰霊の場では静かに手を合わせましょう
  • 体調や天候が悪いときは行かない。心霊現象より先に、現実の事故が一番怖いです

【岐阜県】定番の3スポット

1. 二股トンネル(加茂郡八百津町)— 「酷道」418号の先にある岐阜屈指の有名スポット

岐阜県の心霊スポットとして必ず名前が挙がるのが、八百津町の二股トンネル。ダム建設の歴史と結びついた言い伝えから通称で呼ばれることもありますが、労働者にまつわる悲話は伝承の域を出ず、史実としての裏付けはありません。「複数の足音が近づいてくる」といった体験談が語られています。

現実的な注意として、二股トンネル前後の国道418号は「最凶酷道」とも評される荒れた区間で、約17.7kmが長期にわたり通行禁止となっています(管轄土木事務所による規制)。通行禁止区間への立入・走行はできません。「行ってみた」系の動画も多い場所ですが、規制を破っての訪問は絶対にやめてください。

場所岐阜県加茂郡八百津町(国道418号沿い※前後は長期通行禁止区間)
タイプトンネル
注意周辺道路が荒れており通行困難な場合あり。夜間走行は非推奨

2. 鶯谷トンネル(岐阜市)— 市街地近くの「出る」と噂のトンネル

岐阜市の県道152号にある鶯谷トンネルは、市街地からのアクセスが良いこともあり、岐阜では二股トンネルと並んで語られる定番スポット。「白い女性の影を見た」「後部座席に誰かが座っていた」といった体験談が知られています。戦時中に防空壕として使われていたと推測する説も語られますが、これも確たる記録があるわけではありません。

現役の生活道路なので、路上駐車や大声での騒ぎは絶対にNG。通行の妨げにならないよう配慮しましょう。

場所岐阜県岐阜市(県道152号)
タイプトンネル(現役道路)
注意生活道路のため騒音・駐車マナー厳守

3. 古虎渓ハウス(多治見市)— 立入厳禁の廃墟。噂の「事件」は後付けだった?

JR古虎渓駅近くの山中にある廃墟「古虎渓ハウス」は、東海の廃墟系心霊スポットとして有名です。「集団食中毒事件が起きて閉鎖された」という噂が広く語られていますが、実際には経営難などで閉業したあと放置され、怖い話が後から付け加えられていったとみられています。心霊スポットの「いわく」が実は後付け——というのはよくあるパターンです。

建物は私有地であり、立入は不法侵入にあたります。老朽化による崩落の危険もあるため、絶対に中に入らないでください。雰囲気を味わいたい人は、渓谷美で知られる古虎渓エリアの散策にとどめましょう。

場所岐阜県多治見市(JR古虎渓駅周辺の山中)
タイプ廃墟(立入厳禁・外から見るのも自己責任
注意私有地への立入は不法侵入。建物の崩落リスクあり

【三重県】歴史と伝説の3スポット

4. 旧総谷トンネル(津市)— 実際の鉄道事故の現場。慰霊の気持ちで

「青山トンネル」の名で心霊スポットとして語られることが多い場所ですが、その背景には実際の悲劇があります。1971年(昭和46年)10月25日、近鉄大阪線の旧総谷トンネルで列車衝突事故が発生し、25名が亡くなり288名が負傷しました。旧線は1975年の新線切替で廃止され、全長356mのトンネルが山中に残されています。

ここは「怖い場所」である前に、実際に大勢の方が亡くなった事故現場です。肝試し気分で騒ぐ場所ではありません。廃線跡は荒れており立入も推奨されないため、訪れる場合も事故の歴史を知り、静かに手を合わせる気持ちで。

場所三重県津市白山町(近鉄大阪線 旧線跡)
タイプ廃線トンネル(1971年の列車事故現場)
注意廃線跡は荒廃しており立入非推奨。慰霊の場として敬意を

5. 中河原海岸(津市)— 国内最悪級の水難事故が伝えられる海岸

津市の中河原海岸は、1955年(昭和30年)7月28日、津市立橋北中学校の水泳訓練中に女子生徒36名が亡くなった水難事件の現場として知られます。原因については沿岸流や副振動など諸説が挙げられたものの公式には確定しておらず、裁判でも「予見不可能な異常な流れ」と判断されています。国内最悪級の水難事故として今も語り継がれています。この事故をきっかけに、学校の水泳授業の安全管理が見直されたともいわれる、歴史的にも重い場所です。

心霊スポットとして「モンペ姿の女性を見た」という類の噂が語られますが、ここも実際の犠牲者がいる慰霊の場。夏の海に潜む「異常な流れ」という現実の怖さを知る場所として、静かに訪れてください。

場所三重県津市(中河原海岸)
タイプ海岸(1955年の水難事件の現場)
注意遊泳・水辺への接近は危険。慰霊の場として敬意を

6. 鈴鹿峠の鏡岩(亀山市)— 山賊伝説が残る県指定天然記念物

最後は伝説系。東海道の難所・鈴鹿峠(標高357m・三重県亀山市と滋賀県甲賀市の境)の山頂近くにある「鏡岩」(指定名称:鈴鹿山の鏡岩)は三重県指定の天然記念物。断層運動でできた「鏡肌」と呼ばれる青黒い光沢面を持つ巨岩で、「山賊がこの岩を鏡のように磨き、旅人の姿を映して襲った」という伝説が残ります。女盗賊・立烏帽子(鈴鹿御前と同一視される)や鬼・大嶽丸の伝説など、古来この峠は物語の宝庫です。

ここは旧東海道のハイキングコースから訪れることができ、6か所の中では唯一「昼間に堂々と楽しめる」スポット。歴史ロマンと少しの不気味さを両方味わえます。

場所三重県亀山市(鈴鹿峠山頂南西)
タイプ巨岩・伝説の地(県指定天然記念物/ハイキングで訪問可)
注意急斜面にあるため足元注意。登山装備で明るい時間に

岐阜・三重の心霊スポットに関するよくある質問

Q. 岐阜で一番有名な心霊スポットは?

二股トンネル(八百津町)が最も有名です。ただし前後の国道418号は長期通行禁止の区間となっており、車での通り抜けはできません。規制を破った訪問は違反であり危険です。

Q. 心霊スポットの「いわく」は本当?

場所によります。旧総谷トンネルや中河原海岸のように実際の事故に由来する場所もあれば、古虎渓ハウスの「食中毒事件」のように後から付け加えられたとみられる噂もあります。この記事では噂と史実を分けて記載しています。

Q. 昼間に安全に楽しめる場所はある?

鈴鹿峠の鏡岩は旧東海道のハイキングコースから訪れることができる県指定天然記念物で、明るい時間に歴史散策として楽しめます。

Q. 愛知県の心霊スポットは?

名古屋・愛知の心霊スポット11選で、名古屋市内5か所+愛知県内6か所を紹介しています。

まとめ|「怖さ」の裏にある歴史も知って

岐阜・三重の心霊スポット6か所を紹介しました。噂だけが独り歩きしている場所もあれば、実際の悲劇が背景にある場所もあります。立入禁止を守る・騒がない・慰霊の場では手を合わせる——マナーを守れる人だけが楽しめる大人の夏の過ごし方です。ゾッとした後は、岐阜の最強パワースポットで運気を整えて帰るのもおすすめです。

出典:Wikipedia「鈴鹿峠」亀山市観光協会岐阜にぎわいネット「岐阜の心霊スポット」ほか各種公開情報。事故の記録は報道・公開資料に基づきます(2026年7月22日時点)。噂・伝承は事実と限りません。

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