名古屋・愛知には、戦国時代の古戦場から明治のレンガトンネル、昭和の廃旅館まで、さまざまな「いわく」を持つ場所が点在しています。「名古屋 心霊スポット」と検索してたどり着いたあなたへ——本記事では2026年8月時点の公式情報で、立入可否・開園時間・アクセスを一つずつ確認したうえで、地元で語り継がれてきた11ヶ所を紹介します。

あわせて、ネット上に広まっているが公式には確認できない情報(営業時間・立入可否など)も明記しました。怪談は怪談として楽しみつつ、現実のルールは正確に把握しておきましょう。

目次
  1. この記事のポイント
  2. 訪問する前に必ず確認したい7つの注意事項
  3. 【名古屋市内】身近な5スポット
  4. 【名古屋近郊】愛知県の有名スポット6選
  5. 名古屋・愛知の心霊スポットに関するよくある質問
  6. まとめ|名古屋・愛知の心霊スポットは「日中・複数人・私有地に入らない」
  7. あわせて読みたい

この記事のポイント

  • 11ヶ所すべて、2026年8月時点の公式サイト・自治体情報で立入可否とアクセスを確認しました。多くは史跡・公園・有料道路として整備された公的な場所です。
  • 「千歳楼」は完全な私有地で立入は不法侵入、「愛岐トンネル群」は通常時は施錠され立入禁止——行ける場所と行けない場所をはっきり分けています。
  • 愛岐トンネル群の2026年秋の特別公開は11月28日(土)〜12月6日(日)。合法的に中に入れる数少ない機会です。

訪問する前に必ず確認したい7つの注意事項

心霊スポット巡りには、幽霊以前にリアルな危険があります。下記はすべての方に守っていただきたいルールです。

  1. 私有地・立入禁止区域への侵入は不法侵入罪(刑法130条)。建物・敷地への立入は絶対にしない
  2. 夜間は単独行動をしない。複数人でも事故・遭難リスクを過小評価しない
  3. 近隣住民への迷惑行為(騒音・路駐・大勢での騒ぎ)は通報対象
  4. 霊園・寺社・慰霊碑では参拝マナーを守り、写真撮影が制限される場所では従う
  5. 道路交通法を守り、通行できない時間帯の区域には絶対に入らない
  6. 体調不良を感じたら無理せず帰宅。山道での遭難・転落事故が現実の最大のリスク
  7. 本記事掲載の伝承・噂はあくまで言い伝えであり、心霊現象の実在を保証するものではありません

【名古屋市内】身近な5スポット

1. 東谷山・尾張戸神社(守山区)— 名古屋市最高峰に鎮座する古社

標高198m、名古屋市内で最も標高が高い山が東谷山(とうごくさん)です(名古屋市公式)。山頂の尾張戸神社(おわりべじんじゃ)は、成務五年(西暦135年)に宮簀媛命が勧請したと伝えられ、延長5年(927年)の『延喜式神祇巻』に「山田郡尾張戸神社」として記録が残る古社。世俗では「東谷山は熱田の奥の院」とも言い伝えられてきました。

日中はハイキング・参拝客で賑わう一方、地元では古くから「夜になると様子が変わる」と語り継がれてきました。ただし神社の公式サイトには参拝時間・社務所の受付時間の記載が一切ありません。「9時〜17時」といった時間がネット上に流布していますが公式の案内ではないため、本記事では時間を断定しません。実際の登拝の目安になるのは、麓の東谷山フルーツパークが開園9:00〜16:30・駐車場は16:30に施錠されることです。山頂の本殿・中社・南社はいずれも古墳の上に鎮座しており、志段味古墳群として名古屋市が整備しています。

所在地愛知県名古屋市守山区大字志段味字東谷209(神社公式表記/瀬戸市十軒町845も併記)
参拝時間神社公式サイトに記載なし
参道東参道:約300段の階段を登り徒歩約25分/南参道:徒歩約25分/フルーツパーク散策路:30分(全長750m)
駐車場神社専用駐車場の記載なし。東谷山フルーツパーク駐車場(無料・約840台)が起点。16:30施錠/月曜休園
アクセスゆとりーとライン「東谷橋」下車徒歩15分/市バス「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
注意夜間は街灯が乏しく滑落・遭難リスクが高い。歴史ある神社のため夜間参拝は避ける

2. 平和公園(千種区)— 279の寺院墓地が集まる桜の名所

平和公園は昭和22年、戦災復興土地区画整理事業によって市内に点在する279寺の墓地・約189,030基を東部丘陵に移転してつくられた公園です(名古屋市公式)。「市営墓地」と紹介されることがありますが、名古屋市の市営霊園は八事霊園・愛宕霊園・みどりが丘公園墓地であり、平和公園は緑政土木局が公園として管理する場所——性格が異なります。

桜は約1,500本で東山公園に次ぐ規模(千種区公式)、園内には「桜の園」と名付けられた一角もあり、春は市民の花見スポットです。この広大な墓地群が「乳母車を押す老婆」などの都市伝説を生んできました。公園そのものの開園時間・休園日は公式に記載がなく、「24時間開放」という公式の案内もありません。園内施設には時間があり、平和公園会館は9:00〜17:00(月曜・年末年始休館)、アクアタワーは10:00〜16:00(無料)です。

なお園内の平和堂は年に4回だけ公開されます。2026年度は4月3日(金)〜5日(日)、8月8日(土)〜11日(火)、9月19日(土)〜23日(水)、2027年3月20日(土)〜22日(日)、いずれも10:00〜15:00です。

所在地愛知県名古屋市千種区平和公園一丁目ほか(番地は公式に記載なし)
開園時間・休園日公園としての記載は公式になし(平和公園会館9:00〜17:00・月曜休館)
入園料公式に記載なし
駐車場あり(台数・料金・利用時間は公式に記載なし)
アクセス地下鉄東山線「星ヶ丘」駅または名城線「自由ヶ丘」駅から市バス星丘11系統「平和公園」「平和公園南」下車
問い合わせ緑政土木局 東山総合公園 052-782-2111

3. 金城ふ頭(港区)— レゴランド隣の港湾エリア

「リニア・鉄道館」「レゴランド・ジャパン」「メイカーズピア」が立地する観光エリアでもある金城ふ頭。心霊番組では岸壁が度々登場し、処刑伝説や体験談が語られてきました。日中は完全な家族連れの観光地です。

一方で忘れてはいけないのが、ふ頭の岸壁は名古屋港管理組合が定める「制限区域」だという事実です。名古屋港管理組合の港湾施設条例施行規則は「何人も管理者が別に定める制限区域内に正当な理由なく立ち入つてはならない」と定めており、名古屋港管理組合が管理する制限区域では、平成26年7月1日から立ち入ろうとする全ての者に本人・所属・目的の「3点確認」が実施されています。同組合が公開している制限区域図には、金城ふ頭の岸壁(W52〜59・W60〜62・W76〜85)が制限区域として示されています。釣りや撮影目的でも立入禁止表示のある区域には入れません。

所在地愛知県名古屋市港区金城ふ頭一丁目〜三丁目(〒455-0848)
主な施設リニア・鉄道館(10:00〜17:30・最終入館17:00/毎週火曜休、祝日の場合は翌日。お盆・GW・年始は一部火曜も開館)/レゴランド・ジャパン(日により9:00〜10:00開園・17:00〜18:00閉園。来場日は公式カレンダーで要確認)/メイカーズピア(営業時間は店舗ごと)
駐車場名古屋市営金城ふ頭駐車場(24時間入出庫可能・5,010台)。※2026年7月27日(月)〜11月30日(月)は4階・5階・1階東・2階東が一般利用不可。2026年10月1日に料金改定(平日120分500円・24時間最大1,500円/休日60分500円・24時間最大2,000円)
アクセスあおなみ線「金城ふ頭」駅(名古屋駅から片道24分)
注意岸壁・ふ頭施設は制限区域。立入禁止表示には絶対に従う

4. 八事霊園(天白区)— 名古屋市立の大霊園

正式名称は名古屋市立八事霊園。火の玉や犬の幽霊の伝承が古くからありますが、お盆・彼岸を中心に多くの方がお参りに訪れる「日常の祈りの場」です。

注意したいのが開門時間です。ネット上には「24時間出入り可」という記述が広く出回っていますが、名古屋市の公式ページを確認しても開門・閉門時間の記載は一切なく、「24時間」という公式の案内も存在しません。公式に時間が示されているのは、霊園業務の受付(平日8:45〜17:15)と、納骨堂のお参り(9:00〜16:00・正午〜13:00は不可・1月1日は不可)だけです。「9時〜16時」を霊園全体の開園時間と紹介する記事がありますが、これは納骨堂に限った時間なので混同しないでください。

またお盆期間の2026年8月11日(火)〜15日(土)は周辺道路の一方通行規制・駐車規制が行われます(規制日は予定)。近隣の公道や大学敷地など私有地への駐車は公式に固く禁じられています。

所在地愛知県名古屋市天白区天白町大字八事字裏山69番地(〒468-0071)
開門・閉門時間公式に記載なし(霊園業務受付は平日8:45〜17:15)
納骨堂お参り9:00〜16:00(正午〜13:00は不可)/1月1日は不可
休業日霊園業務は土・日・祝、12月29日〜1月3日は休み
電話052-832-1750(名古屋市立八事霊園・斎場管理事務所)
アクセス地下鉄名城線・鶴舞線「八事」駅6番出口から徒歩約8分/市バス八事11・金山12系統「山手通五丁目」下車徒歩約4分

5. 尼ヶ坂・坊ヶ坂(東区/北区)— 片山神社をはさむ「男坂・女坂」

名鉄瀬戸線「尼ケ坂」駅(名鉄公式表記は大きい「ケ」)の周辺にある2つの坂。名古屋市の「まちなみデザイン20選」は「神社の東側には『坊ヶ坂』、西側には『尼ヶ坂』と呼ばれる坂があった」と説明し、東区の史跡散策路のページは「神社の東西の坂は、『坊ヶ坂(男坂)』『尼ヶ坂(女坂)』と呼ばれていました」と記しています。片山神社は和銅2年(709年)創建と伝えられ、江戸時代には吉野から移した桜と豊かにわき出る泉で知られる名所でした。

ここで一点、よくある誤りを訂正しておきます。坊ヶ坂の所在地は北区ではなく東区芳野二丁目です(名古屋市「まちなみデザイン20選」)。坊ヶ坂は東区史跡散策路、尼ヶ坂は北区史跡散策路として市民に親しまれており、2つの坂は行政区をまたいでいます。なお坂にまつわる悲恋伝説は、名古屋市の公式ページ(まちなみデザイン20選・東区/北区の史跡散策路)には記載がありません。公式にあるのは「男坂・女坂」の別称までです。
ちなみに地元の郷土史では、この「坊」は坊主ではなく「坊や」=子どもと語られています。片山神社の近くに住んだ女性が武士と結ばれず尼となり、子を残して亡くなった。母を探して夜ごと坂をさまよった子どもが、坂を間違えて北の坂で力尽きた——母が亡くなった坂が尼ヶ坂、子が亡くなった坂が坊ヶ坂という筋立てです。「尼と坊主の悲恋」として紹介されることがありますが、伝承の内容とは異なります。現在は生活道路であり、名古屋市自身が坊ヶ坂を「高い石垣に囲まれており、街中でありながら、静かで懐かしさを感じさせる」と評しています。深夜に大勢で集まれば確実に通報対象です。

坊ヶ坂の所在地愛知県名古屋市東区芳野二丁目(名古屋市公式)
尼ヶ坂の位置片山神社(東区芳野二丁目)の西側。坂そのものの町名は公式に記載なし
尼ヶ坂公園北区大杉一丁目/東区白壁三丁目(0.36ha・昭和56年度開園)
最寄駅名鉄瀬戸線「尼ケ坂」駅(北区大杉一丁目20番2号・駅員無配置駅)
注意公道かつ住宅街。写真撮影・大声・路駐は厳禁

【名古屋近郊】愛知県の有名スポット6選

6. 桶狭間古戦場公園(緑区)— 信長×義元が激突した史跡

永禄3年(1560年)5月19日、織田信長が今川義元の本陣を奇襲した古戦場。豊明市によれば今川軍は約2万5000人、対する織田軍は合戦時に約3000人ほどだったとされます(愛知県公式は「その10分の1程といわれる兵力」と表現しています)。昔からこの地は「田楽坪」と称され、園内には桶狭間古戦場の標石、今川義元公馬繋ぎの杜松の塚、水汲みの泉が残ります。昭和63年に土地区画整理事業に伴い史跡を移設して整備された公園です。

落ち武者伝承はありますが、現在は行政が整備した歴史観光地。昼間の見学が王道です。近くの高徳院(豊明市)の境内は今川義元の本陣跡とされ、本陣跡の石柱や仏式の墓が置かれています。その向かいには国指定史跡「桶狭間古戦場伝説地」があり、七石表・今川治部大輔義元墓・お化け地蔵などの石碑群が並びます。なお戦死者を埋葬したと伝わる「七ツ塚」は名古屋市緑区桶狭間北二丁目904にあり、豊明市側の「七石表」とは別物です。

所在地愛知県名古屋市緑区桶狭間北三丁目1001(〒458-0913)
開園時間・入園料入園無料・出入り自由(名古屋市観光公式・愛知県観光公式とも「営業時間 随時」「無休」「料金 無料」)
駐車場公園には駐車場なし。桶狭間古戦場観光案内所(緑区桶狭間巻山2037・10:00〜16:00)に駐車場あり
アクセス市バス「名鉄有松」から「桶狭間古戦場公園」下車徒歩3分(有松11・緑巡回系統)/名鉄「有松」駅から徒歩22分

7. 旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道/豊田市)— 登録有形文化財の明治の隧道

通称「旧伊勢神トンネル」、正式名称は「伊世賀美隧道(いせがみずいどう)」明治30年(1897年)11月27日に開通した延長308m・幅3.2m・高さ3.1mの石造トンネルで、2000年9月26日に登録有形文化財に登録されています(登録番号23-0046・管理団体は豊田市)。開通後も不完全な箇所があったため補修が続けられ、明治31年2月6日に改めて開通式が行われました。昭和35年(1960年)に国道153号の伊勢神トンネルが開通し、その役割を終えています。

長らく東海地方屈指の心霊スポットとして語られてきましたが、中日新聞の取材に対し豊田市文化財課の担当者は「トンネル内や付近の事故、災害などで死者が出たという記録は、市には残っていない」と説明しています。1959年の伊勢湾台風の土砂崩れで母子が亡くなったという噂が語り継がれていますが、担当者は「市としては人が亡くなったという情報は持っていないし、信ぴょう性は不明」とコメント。怪談は怪談であり、史実ではありません。

近年はWRCラリージャパンのスペシャルステージに採用され、2023年9月には豊田市がトンネル内の大規模舗装工事を実施。砂利道がアスファルトに生まれ変わりました(それ以前は砂ぼこりで視界が悪くなっていたため)。現在はトンネル内にLEDの電灯が灯っています(中日新聞2023年11月の現地取材)。現在は地元住民の生活道路の一部となっており、道幅が狭いため見学は徒歩がおすすめです。

正式名称伊世賀美隧道(いせがみずいどう)
所在地愛知県豊田市明川町岩立(番地は公式に非公表)
竣工明治30年(1897年)11月27日開通
規模延長308m・幅3.2m・高さ3.1m(石造)
指定登録有形文化財(2000年9月26日登録・登録番号23-0046)
駐車場公式に記載なし
注意道幅が狭く、地元の生活道路。通行規制の有無は豊田市の道路情報で要確認

8. 愛岐トンネル群(春日井市)— 2026年秋の公開は11/28〜12/6

1900年(明治33年)に開通した旧国鉄中央線のレンガトンネル群。単線だったため高速・大量輸送に対応できなくなり、13基のトンネル群は1966年(昭和41年)に廃線となりました。殉職者にまつわる伝承が語られてきた場所です。

まず大前提として、公式サイトが「愛岐トンネル群は通常時は施錠されており立入りできません。春と秋の公開時と催事などの場合のみ入場可能です」と明記しています。無断で入ることはできません。

逆にいえば、年2回の特別公開は合法的に中を歩ける貴重な機会です。2026年秋の特別公開は11月28日(土)〜12月6日(日)の9日間と公式に告知されています(2026年7月15日更新)。開催時間は2026年8月時点でまだ発表されていません(公式は「詳しい開催内容は、もうしばらくお待ちください」としています)。参考までに2026年春(第36回・5月2日〜6日)は開場9:30・閉門15:00・最終入場14:00・雨天中止、入場料は1人100円(当日払い・小学生以下無料・予約不要)でした。公開されるのは3号〜6号の4基・約1.7kmで、往復の所要は約2時間です。

2026年秋の特別公開11月28日(土)〜12月6日(日)の9日間(開催時間は未発表)
入場料1人100円(当日払い)/小学生以下無料・予約不要(2026年春の実績)
公開区間3号〜6号トンネルの4基・約1.7km(往復所要約2時間・トイレ3か所)
アクセスJR中央線「定光寺」駅下車徒歩5分(駅の下の小径を上流へ300m)
駐車場愛岐トンネル群および定光寺駅周辺に駐車場は一切なし。JR利用推奨(定光寺駅は無人駅)
主催春日井市観光コンベンション協会/NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会
注意公開期間外は施錠・立入禁止。無断立入は不法侵入

9. 三ヶ根山スカイライン(西尾市〜蒲郡市)— 通行できるのは8:00〜20:00

三河湾を一望する全長5.1kmの有料道路。西尾市東幡豆町を起点に蒲郡市金平町へ至り、沿道には慰霊碑が並びます。初夏には約7万本のあじさいが咲く「あじさいライン」として、6月は多くの人が訪れる観光道路です。

夜の怖さが語られがちですが、事実として重要なのは供用時間が通年8:00〜20:00に限られていることです(年末年始のみ12月31日23:00〜1月1日8:00の特別営業あり)。愛知県道路公社の供用約款は「自動車道の使用が供用時間外となる場合」は供用を拒絶すると定めており、供用時間外は通行できません。加えて公式Q&Aは「徒歩または自転車の通行はできません」と明記しており、ETC・クレジットカードも使えません(現金または料金事務所で販売する回数使用券)。二輪の料金区分は125cc超のみが設定されています。夜の肝試し以前に、そもそも入れないと考えてください。

区間愛知県西尾市東幡豆町〜蒲郡市金平町(全長5.1km)
通行可能時間通年8:00〜20:00(12/31 23:00〜1/1 8:00は特別営業)
通行料金(全線)軽・小型・普通自動車420円/二輪(125cc超)280円/バス型1,100円/大型貨物・観光バス1,760円
通行不可徒歩・自転車(Q&Aで明記)。二輪の料金区分は125cc超のみ設定
支払いETC・クレジットカード不可(現金または回数使用券)
問い合わせ三ヶ根山スカイライン料金事務所 0563-62-3001(平日9〜17時)
注意沿道には殉国七士の墓など慰霊碑がある。参拝者・遺族への配慮を最優先に

10. 千歳楼(春日井市玉野町)— 立入厳禁の廃旅館

定光寺渓谷沿いにあった老舗旅館で、2003年(平成15年)に経営破綻して閉業。その後、建物の根抵当権が債権回収会社に移り管財人とも連絡が取れなくなったため取り壊しが難しくなり、解体されないまま現在に至ります(中日新聞2009年7月12日付朝刊)。閉業後は2008年の不審火、2012年8月の白骨遺体発見など実際の事件報道もあり、東海地方を代表する廃墟として知られています。2026年8月時点で解体を報じた報道はなく、建物は残っているとみられます。

ここは完全な私有地です。春日井市名義の「立ち入り禁止」表示が設置され、安全鋼板のバリケードと防犯カメラ6台、消防本部によるパトロールが行われています。2017年6月には肝試し目的で敷地に侵入した高校生9人が、軽犯罪法違反の疑いで書類送検されました(中日新聞2017年7月27日付夕刊)。外観の撮影目的であっても近寄らないでください。本記事では侵入を助長しないため、詳細な住所の記載とマップの掲載を行いません。

なお岐阜県養老町にある「千歳楼(せんざいろう)」は全くの別物で、1764年創業・国登録有形文化財の現役旅館です。検索の際は混同しないようご注意ください。

11. 五色園(日進市)— 等身大コンクリート像が並ぶ寺院の境内地

約20万坪の敷地に、親鸞聖人の生涯を再現した等身大のコンクリート像が点在する日本で唯一の宗教公園(日進市公式)。その独特の空気感から「夜になると像が動く」と噂される、東海圏では定番の都市伝説スポットです。

ただしここは公的な公園ではありません。公式Q&Aは「五色園って公的な公園ですか? いいえ違います。五色山大安寺というお寺の境内地です」と明言しています(浄土真宗の単立宗教法人)。昭和9年(1934年)、初代管主・森夢幻が「視聴覚伝導」を目的に設立しました。像を手がけたのはコンクリート彫像作家の浅野祥雲で、にっしん観光まちづくり協会は「身長2mほどのコンクリート像100体」が点在すると紹介しています。大安寺の公式サイトでは、親鸞聖人の生涯を再現した21の場面が紹介されています。園内を徒歩で周遊するには1時間はかかります。

肝試し目的の来訪については寺院公式がはっきり答えています。「夜間の入園はご遠慮いただいております」——開園時間は8:00〜17:00です。ドローンの使用、筍や植物の採取もすべて断られています。春は約3,000本の桜が咲く名所(愛知県公式)でもあり、日中に訪れるのが本来の楽しみ方です。

所在地〒470-0104 愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932番地31
開園時間8:00〜17:00(夜間の入園は不可
休園日・入園料年中無休/入園無料
駐車場無料(普通車50台・バス10台)
電話0561-72-0006
アクセス地下鉄東山線「星ケ丘」駅から名鉄バス「五色園」行きで約30分、「五色園」下車/日進市くるりんばす「五色園線」
注意寺院の境内地です。閉園後の立入・肝試し行為、ドローン使用は厳禁

名古屋・愛知の心霊スポットに関するよくある質問

Q. 名古屋で一番怖い心霊スポットは?

本記事で紹介した中では、立入厳禁の廃旅館「千歳楼」(春日井市)が最も語られる存在です。ただし私有地であり、実際に侵入して書類送検された事例があります。行ける場所ではありません。合法的に「不思議な空気」を味わうなら、五色園や旧伊勢神トンネルを日中に訪れるのが現実的です。

Q. 名古屋市内で気軽に行ける心霊スポットは?

東谷山・尾張戸神社(守山区)、平和公園(千種区)、桶狭間古戦場公園(緑区)など、公園や史跡として整備された場所であれば明るい時間帯に訪れることができます。いずれも夜間は街灯が乏しく、心霊よりも転倒・遭難のリスクの方が現実的です。

Q. 愛岐トンネル群にはいつ入れる?

春と秋の特別公開期間、および催事のときだけです。通常時は施錠されており立入できません。2026年秋の特別公開は11月28日(土)〜12月6日(日)の9日間。開催時間は2026年8月時点で未発表のため、公式サイトで最新情報を確認してください。

Q. 八事霊園は24時間入れる?

「24時間出入り可」という名古屋市の公式案内は存在しません。公式に時間が示されているのは霊園業務の受付(平日8:45〜17:15)と納骨堂のお参り(9:00〜16:00)だけです。多くの方がお参りに訪れる場所ですので、参拝マナーを最優先にしてください。

Q. 心霊スポットに行くときの注意点は?

「私有地・立入禁止区域に入らない」「夜間の無理な訪問は避ける」「ゴミを残さない」「近隣住民の迷惑にならない」が大原則です。不法侵入は刑法130条、立入禁止表示を無視した侵入は軽犯罪法違反に問われます。詳しくは本記事冒頭の7つの注意事項をご確認ください。

まとめ|名古屋・愛知の心霊スポットは「日中・複数人・私有地に入らない」

名古屋・愛知の心霊スポットは、戦国の史跡から明治の土木遺産、昭和の廃旅館まで多彩です。今回11ヶ所を公式情報で確認して分かったのは、その多くが文化財・史跡・参拝地・有料道路として行政や寺社がきちんと管理している場所だということ。そして「24時間入れる」「夜も通れる」といったネット上の情報の多くに、公式の裏付けがないということでした。

訪問するなら「日中、複数人、私有地に入らない、近隣に配慮する」が大原則。怖いのは霊ではなく、不法侵入罪・転落事故・住民とのトラブルです。マナーを守って、無理のない範囲で楽しんでください。

あわせて読みたい

出典:尾張戸神社公式名古屋市公式(平和公園)名古屋市公式(八事霊園・愛宕霊園)名古屋市公式(まちなみデザイン20選・坊ヶ坂)名古屋市緑区公式(桶狭間周辺のみどころ)名古屋港管理組合公式(保安対策)NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会公式愛知県道路公社公式(三ヶ根山スカイライン)日進市公式(五色園)文化遺産オンライン(伊世賀美隧道)中日新聞「心霊スポット?旧伊勢神トンネルの秘められた歴史」(2023年11月18日)。情報は2026年8月3日時点で各公式サイトを確認したものです。営業時間・公開日程は変更される場合がありますので、お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

📢 名古屋・愛知の新店・閉店情報を募集中!

「近所に新しいお店ができた」「あのお店が閉店するらしい」——そんなタレコミをお待ちしています(写真も歓迎)。

▶ 情報を提供する
ABOUT ME
NAGOYAJIN
NAGOYAJIN 編集部。1987年生まれの生粋の名古屋人。名古屋の旬でホットな情報を届けていきます!