名古屋の和食&海鮮と言えば魚屋の台所 下の一色。
新鮮でおいしいお魚を昼でも夜でもお得に楽しめるとあって、名古屋人のみならず東海圏の人々を魅了しています。
下の一色は現在名古屋市を中心に東海圏で12店舗を展開中。
母体である(株)寿商店は昭和55年創業、鮮魚の卸売・小売から食料品の製造・加工・輸出入まで幅広く手掛けています。
そんなグローバルな魚屋さんの美人跡取りとして各メディアや業界から大注目の森朝菜常務取締役(以下森朝奈さん)に、この度NAGOYAJINが独占インタビューをしてまいりました。
小学生の頃から親の跡を継ぐ意思があったという森朝奈さん。
アルバイトとしてトイレ掃除や雑務から始まり、今や常務取締役にまで昇進した彼女。
会社拡大に貢献する森朝奈さんの思い・信念とは!?
この記事をおすすめしたい人はこんな人
メディアで森朝奈さんを見て気になった人
森朝奈さんのような女性経営者に憧れている人
魚屋の森さんこと(株)寿商店 森朝奈さんにインタビュー!
最近はYouTuberとしても大活躍(Kii所属)の森朝奈さん。
せっかくの直撃インタビュー、動画では聞けない話をたくさん聞いてみたいと思います。
森朝奈さんは毎日どんなお仕事をしているの?
常務取締役として指揮を執りながら、接客や販売の現場にも立っているという森さん。
ある日のスケジュールを追いながらその多忙さを擬似体験してみましょう。
魚屋の森さんの朝は早い
魚屋さんの朝は想像通り早く、夜も明けていない4:30から始まります。
愛犬のミンクとオーシャンに朝のご挨拶をするところから森さんの一日はスタート。
森さんの愛犬たちも早起きが習慣になっているようですね。
愛車の「寿号」に乗り名古屋市中央卸市場へと買い出しに向かう森さん(とお父さん)。
競りが終わったら仕入れた鮮魚をお店に運び、解体や仕分けを行ったり、取引先への配送を行ったりと大忙し。
森さん一家と寿商店のスタッフたちが協力して作業を行っているその姿はまるで一つの大きな家族のようで、チームワークがよく、とても印象的でした。
特に父・嶢至さんの包丁さばきはお魚も捌かれたことに気づいていないのでは?と思うほどに鮮やかです。
魚屋の通販作業もこなす森朝奈さん
魚屋の仕事が一段落すると、次は通販事業で購入された商品の梱包作業に取り掛かります。
事務作業も慣れたもので、前職(超有名IT企業)での経験が活きていますと笑いながら話してくれました。
人に任せきりにせず自ら通販業務も行うことで、今何が売れているのか・どういったお客様に購入していただいているのかが見え、現場の状況を正しく把握し共有できるという森さん。
また、日々の業務の中での改善点を発見しより良いお店にしていくためにも、森さんにとって大事な時間なんですね。
プレゼントで購入された方のメッセージカードやお店に寄せられた感想を見ると「よし、これからも美味しいものをお届けして喜んでもらわなくては!」と初心に返るそうです。
お客様の声を大事にしている森さんらしいエピソードですね。
魚屋の森さんは今会えるアイドルですか?
アイドル以上に多忙な森さんだけに、いつでも会えるという訳にはいかないようですね。
しかしお店のことを話しているときの森さんはとっても楽しそうで、一層話が弾みます。
美味しいお魚を食べるお客さんの笑顔を見ること、仕入れた魚がどんな料理に変身したのかを見ること、自分が採用面接したアルバイトやスタッフに会えること…その一つ一つが森さんのパワーの源なんですね。
お店に出ていない日もネットショップの運営や社内業務を行ったり、取引先との会議や広報に出かけたり、YouTuberとして動画を撮影したりと多方面で活躍されています。
魚屋の台所 下の一色は森さんにとってどんな存在?
森朝奈さんが(株)寿商店で働くようになって約10年。
大企業を退職した後、アルバイトと同じように掃除をするところから始めたという「下の一色」のお仕事やお店のスタッフは森さんにとってどんな存在なのか気になりますよね?
会社の成長の裏にある森さんの思いや、スタッフに対する想いなどを聞いていきます。
現場スタッフの尽力と、経営陣としての森朝奈さん
下の一色は店舗数が増え会社が大きくなっても、サービスも料理もスタッフ全員で作り上げている温かみがお店全体から感じられます。
それでいて各店の特色があるのはスタッフがそれぞれお店への愛情と自主性を持って仕事に取り組んでいることの表れなのでしょう。
どのお店のスタッフさんも気持ちがいい接客ですねとお伝えすると、「スタッフみんなが頑張ってくれていて、お客様から愛されているのはみんなのお陰。誰一人欠かせない大事な存在です」と森さん。
では経営視点では何を大事にしているのか尋ねると、以下のように答えてくださいました。
どんなに大きくなってもはじまりはすべて「寿商店」。
そして「魚屋の台所 下の一色」であることを忘れず、お客様に寄り添い続けているお店だからこそ、こんなにも名古屋の人々に愛されているんですね。
森朝奈さんと働きたい!求める人物像とは?
森朝奈さんも最初は自分で何でもやろうとしていた過去があったとか。
責任を持って働くことは大事なことですが、その姿勢が他のスタッフの成長を妨げ、自らの首を絞めていることに森さんは気づきました。
心配でも「人に任せる」ことで一人では見つからなかった気づきが生まれ、それが新たな会社の魅力になっていきます。
井の中の蛙ではいけない、と森さんは自分から進んで提案をしたり、問いかけをしたりすることを心掛けているそうです。
下の一色の各店舗が温かな空気感を持っているのは、こうした理念が根付いているからなんですね。
森さんはスタッフ各自がチャレンジしてもらえるような環境作りに余念がありません。
「実るほど頭が下がる稲穂かな」という言葉が浮かんでくる彼女の姿勢があればこそ、周りのスタッフの協力が得られるのでしょう。
幼少期からの夢を叶えた森朝奈さんのこれからは…?
森朝奈さんの夢・家族・会社そして社会への想い
家業を継ぐ夢を育んだ幼少期とその背景
(株)寿商店を20歳で創業した父・嶢至さんの背中を見て育ってきた森朝奈さん。
現場で汗を流すお父さんとそれを支えるお母さんの元で育った彼女には、家業への意識が人一倍強くあるのでしょう。
嶢至さんが体調を崩し倒れたことをきっかけに、森さんは名古屋に戻ってきました。
東京のIT企業での経験は得難いものだったそうですが、それ以上に大切な家族・家業のために当時24歳だった森さんは決断を下したそうです。
ご両親が夢を持ち働く姿をいつも見ていた森朝奈さん。
彼女が夢を夢で終わらせない実行力と家族への熱い想いを持っているのは、ご両親の教育のたまものとしか言えないですね。
森朝奈さんの会社と社会への想い
「美人跡取り」として早くから話題になった森さんは事業継承で悩んでいる方と話す機会も多く、森さん自身も家業と向き合う機会が多かったとのこと。
事業継承が「そのまま先代の仕事をやり続けていく」だけと思ってしまうと、確かに仕事に面白味を感じるのは難しいのかもしれません。
そこで森さんは単に仕事を引き継ぐのではなく、今まで以上に発展させていくため、そして自分自身が面白いと感じるため日夜考え実践しているそう。
下の一色がこれからだけでなく、社会全体に対する森さんの熱い想いを聞かせていただきました。
(株)寿商店は地元の漁協さんを盛り上げたいという思いから「絹姫サーモン」をブランディングしたり、三河の地魚に焦点をあてた商品を展開したりと地域を盛り上げています。
地域が活気づくことで影響力の輪が少しずつ広がり、やがて大きなうねりとなって社会全体に良い効果をもたらすのが想像できますね。
大学時代海外で生活していた森さんは、和食が誤解された状態で伝承されている事例を目の当たりにしたことが、心に大きく残っているそうです。
私たちが普段から耳にする「捕鯨問題」についても、海外はもちろん日本国内でも正しい知識を持って広まるようにと(株)寿商店は会社全体での取り組みを行っています。
ユネスコ無形文化遺産にも認定された日本の「和食」。
誇りを持って食文化を広めている森さんの夢は今後海外へも広がっていきそうですね。
生態系の乱れは海洋資源にも影響を及ぼしており、森さんが普段携わっている仕入れの現場でも実感できるそうです。
そういった状況の中ブランドではなく「限りある海洋資源を守り育てる」という念頭で仕入れをしたい、と話す森さん。
その言葉から父・嶢至さんの座右の銘「損得よりも善悪」が娘の朝奈さんにもしっかりと引き継がれていることをひしひしと感じました。
昨今話題となっているSDGs(持続可能な開発目標)の根幹となるような想いを以前から持ち、実際に取り組んでいる森さんの姿はとても輝いて見えます。
ここだけの話?森朝奈さん自身についても質問してみました
森朝奈さんの恋愛観を教えてください!
YouTuber活動などで表に立つことの多い森朝奈さん。
しかし彼女自身は自分が前に立って先導するより、一歩下がって支えたい女房タイプの考えを持っているそうです。
そして今は会社を率いている父・嶢至さんを支えることに一生懸命で、「仕事が忙しくて恋愛はなかなか考えられないかも」とのこと。男性の皆さん、これはなかなか手ごわそうですね。
ズバリ、結婚したい男性像は?
魅力的な男性がすぐそばにいることもあり、森朝奈さんの心を動かすのはハードルが高そう、ということがよくわかりましたね。
ではどんな人なら森さんと結婚できるのでしょうか?
「少年の心を持つ人」について詳しく聞いてみると、目立ちたがり屋で、好奇心旺盛で、無邪気な人とのこと。
まるでモデルとなった人物がいるかのように具体的に教えてくださります。
森さんの心はまだまだ父・嶢至さんでいっぱいのようです。
経営者を目指す女性に森朝奈さんからのアドバイス
森朝奈さんも最初からしなやかな心は持てなかった。
森朝奈さんにも仕事で悩んだ時期があった?
「あれが原因だから、出来ない。」
「あの人がこうしてくれないから、自分の芽がでない。」
森さんにも、昔はこう考えていた時代があったといいます。
誰しも自分自身には甘くなってしまうもの。言い訳をしてしまう自分を顧みて、ぶら下がっているだけの環境から抜け出そうと実際に動き出せる人はあまりいませんよね。
前職で厳しい教育と環境に囲まれていたという森さんは、「家業にどこか”働きやすさ”を求めていたのかもしれない」と当時を振り返ります。
他責の考え方をやめて働き甲斐を大事にする、口で言うのは簡単でも現在の森さんのように周りの人から信頼を得るのは決して簡単ではないでしょう。
経営の仕事に自身が関わるようになって
苦しくても、自分の「信念(目標)」をもつことで生まれる達成感は仕事で得られる最大の喜び、と話す森さん。
きっと感じられる達成感の一つ一つはごく僅かな、自分の信念に沿ったからこそ感じられるようなもの。
しかしその心に小さな火が灯るような感覚を繋げていくと、まるで点と点が線になってどんどん自分の世界が広がっていくんですね。
小さな達成感がパワーに変わるようになり、それからは仕事をする上での楽しみに圧倒的な差が生まれるようになったそうです。
森朝奈さんから働く女性たちへ贈る言葉
森朝奈さんにも、実力以外で評価され心ない言葉をかけられることがあったそう。
しかし自分に恥じない筋が通った言動をしていることで、周りに何言われても何されても気にならなくなった、と笑顔の森さん。
ビジネスの面で男性とはまた違う役割や発想で活躍されている女性も、世の中に多くいらっしゃいますよね。
森さん自身も、ビジネスの先輩たちのように心の内に熱量を秘めた強くしなやかな女性であれるよう、日々たゆまぬ努力をした上で結果を勝ち取ってきたのです。
第一線で働く森朝奈さんだからこそのメッセージでしたね。
柔らかでありながら強い芯を持つ森さんの姿勢は言葉にも表れています。
女性に限らず男性でも胸に刻みたい言葉です。
魚屋の台所 下の一色に行ってみよう!
全12店舗、あなたの近所にもきっとある魚屋の台所!
森朝奈さんの独占インタビュー、楽しんでいただけましたでしょうか?
インタビューした私NAGOYAJINの周りでも「美味しい魚を食べたい時は下の一色に行けば間違いないよね」という言葉が飛び交っています。
それは森さん一家やスタッフの皆さんが(㈱)大事に育ててきた証拠に他なりません。
新鮮な食材を使用した美味しいご飯を堪能しに、そして(運が良ければ)森さんに会いに、お店に足を運んでみてはいかがでしょうか?
安くて美味しい名古屋の看板店で新鮮なお魚をお腹いっぱい堪能してくださいね!
(株)寿商店の公式ホームページ・YouTubeも要チェック
公式ホームページでは(株)寿商店の最新情報やセール情報など、お得な情報がたくさん!
YouTubeチャンネル「魚屋の森さん」もぜひご視聴くださいね。
美しい森さんの料理をしている姿を見ていると、料理したくなってきますよ~。
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