近年大型台風や豪雨で様々な被害が出ている我が国日本。
地震大国ともいわれている日本に住んでいる方は地震とは日々隣り合わせの生活をしていますよね。
中でも、名古屋に住んでいる方、名古屋を愛する方が最も不安視しているのが『南海トラフ地震』ではないでしょうか。
今回は『南海トラフ地震』が起こる確率や、起きたときのための家庭に置いておきたい地震防犯対策グッズをご紹介します。
南海トラフ地震とは?
まず、『南海トラフ地震』とはどんなものなのかを簡単にご説明します。
『南海トラフ地震』とは、東海地震、東南海地震、南海地震の3つの地震が連動して起こる地震のことを指します。
約100〜200年の周期で起こるといわれていて、前回の地震は1944年でした。
名古屋は震度7・マグニチュード8以上の地震を受けるといわれています。
太平洋沿岸では10mを超える津波がくるとされていて、歴史上最大の地震。
死者数は33万人に及ぶと予想されていて、名古屋の予想死者数はその中の2万3000人です。
2020年名古屋で南海トラフ地震が起こる確率は?
最も気になるのが、近々で『南海トラフ地震』が起こる確率ではないでしょうか。
『南海トラフ地震』は、およそ30年以内に70〜80%の確率で起こるといわれています。
そして日本で起こる地震に対して、日本内外さまざまな方が「予言者」として予言を行なっています。
すでに外れているものもありますが、中には「2020年内に起こる」という予言もいくつかあるそうです。
あくまで予言ですので、どれが信頼できるものなのかは定かではありませんが、「30年以内に80%起こる」というのは政府の発表ですのでほぼ間違いないでしょう。
また、政府は「地震は事前予知できない」とも発表をしていますので、南海トラフ地震は突然くるものだと認識しておくべきです。
地震がきたらどこまで津波がくる?
地震の揺れも怖いですが、津波が気になっている方も多いはず。
記憶に新しいのは、『3.11東日本大震災』での津波の映像ではないでしょうか。
巨大な津波は東北地方の町を飲み込み、死者数1万5897人・行方不明者数2534人という甚大な被害をもたらしました。
亡くなられた方のほとんどが、津波による被害だったそうです。
『南海トラフ地震』では、太平洋岸で約10mを超える津波が発生するといわれています。
津波による予想死者数は、全体の予想死者数33万人の内23万人ほど。
『3.11東日本大震災』の約23倍という恐ろしい数字です。
名古屋では、特に港区・南区・中川区が被害に遭いやすい地域です。
海の津波ではなく、川の氾濫などによる水害が起こる可能性も高いので、川の近くの地域も注意が必要だといわれています。
地震雲で地震が予知できる?ツイッター「#地震雲」とは?
最近では、ツイッターなどのSNSで「#地震雲」というハッシュタグをつけて写真が投稿されることが多いですよね。
科学的な根拠はないようですが、最近東海地方でよく見られるとのことで気になっている方もたくさんいらっしゃいます。
地震雲の特徴は以下のものです。
- 地面と平行に細長く伸びる雲
- 比較的低い位置(低い高度)に発生
- 風に流されない(流されにくい)
- 長時間形を変えず消えない
- 大地震・小規模な地震の前両方とも発生
特に飛行機雲と似ていて、よく間違えられるようです。
科学的根拠はありませんが、気象庁は「無いとは言い切れない」といっているようなので、信憑性は高いとのことで話題になっています。
オススメ地震対策グッズ
ではここからは、避難生活に便利な防災グッズと、地震に備える対策グッスをご紹介していきます。
まずは防災グッズです。
防災グッズ①:手回しラジオ
震災が起きた時、今の状況が知りたくても携帯電話やスマートフォンは繋がりにくくなっている可能性が高いです。
そんなときに重宝するのが『手回しラジオ』で、電池を使わないので節約にも繋がります。
防災グッズ②:アルファ米
『アルファ米』とは、水やお湯を注ぐだけで食べられるお米のこと。
|
煮出しが必要ないので、電気が停まってしまった場合にも便利です。
防災グッズ③:缶詰製品
|
『缶詰製品』は、開けるだけですぐに食べられるので非常食として重宝します。
最近の『缶詰製品』は簡単に開けられるものばかりで、内容もかなり充実しているのでいくつかストックしておくと便利です。
防災グッズ④:ポリタンク
被災した際には水道が停まることもあります。
『ポリタンク』はこぼさず水を運ぶときに便利で、ホームセンターなどで手軽に入手できますよ。
防災グッズ⑤:非常用食器折り紙
避難場所での生活では、何かを食べるときに食器はないことが意外と不便。
『非常用食器折り紙』は荷物の中でかさばらず、使い捨ての食器になるので用意しておくと便利です。
防災グッス⑥:簡易トイレ
非常時によく起こるのがトイレ問題。
避難場所のトイレは不衛生であったり、大勢が詰め掛けてなかなか思うように行けなかったりしますよね。
そんなときに『簡易トイレ』があるととても便利で、今や防災グッズのメインともいえます。
防災グッズ⑦:ウェットシート
『ウェットシート』は、大小サイズ別で用意するとさらに便利。
小さい方は手や物を拭いて、大きい方はお風呂代わりとして利用できます。
防災グッズ⑧:スマホバッテリー
|
最近特に人気の防災グッズが『スマホバッテリー』。
他県の震災のとき、充電をするために何時間も並ぶ必要があったことから、事前に用意しておくことの重要さを知った方々が続々と買い求めているようです。
まだお持ちでない方はぜひ検討してみてください。
防災グッズ⑨:ランタン
|
『ランタン』は、停電してしまった場合に役に立つアイテム。
数個の電池で長く明かりを灯してくれるので重宝します。
手動ランタンのように電池がいらないランタンもありますよ。
防災グッズ⑩:電池
『電池』は常備しておくと便利です。
乾電池やボタン型電池などさまざまな形がありますが、全種類持っていると役立ちますよ。
次に、地震が起こった瞬間に役立つ地震対策グッズです。
対策グッズ①:ヘルメット
地震が起こった際、むやみに動くと落下物が頭に衝突する恐れがあるため、必ず『ヘルメット』の使用をオススメします。
最近では折りたたみ式のヘルメットなど置き場所に困らないものも多いので、自分にぴったりのヘルメットを見つけてください。
対策グッズ②:靴・スリッパ
地震の後は、家の中に倒れた物が散乱している状態になります。
むやみに歩くとガラスの破片を踏んで怪我をする場合もありますので、靴や底の硬いスリッパを常に用意しておくと便利です。
対策グッズ③:家具転倒防止器具
家の中には、倒れてくると怪我をする恐れのある家具があるという方も多いはず。
そういった家具には、家具転倒防止器具をあらかじめつけておくことをオススメします。
最近では賃貸でも使える器具があるのでチェックしてみてください。
ハザードマップを確認しておこう
地震に備えるには、グッズを揃えるだけでは不十分です。
自分の住んでいる地域のハザードマップを確認して、避難する道順や場所をあらかじめ確認しておくことがとても大事。
家族や友人と集合場所を決めておくのもひとつの手です。
災害時、携帯やスマホは通じにくくなりますし、その瞬間に一緒にいるとは限りません。
集合場所や避難経路を確認し合って、一度実際に歩いてみることをオススメします。
道のりの中で倒れたら危なげな看板があったり、建物の倒壊によって道がふさがれてしまう可能性も。
そのため、道順や避難場所はいくつか用意しておいた方がより確実に避難できます。
自宅からの避難に加え、職場や学校、よく行く場所での避難経路も確認しておきましょう。
避難経路を考える際には、名古屋市が提供しているハザードマップの利用が便利です。
それぞれ区によってマップがわかれているので、該当する区のマップを確認してください。
その他の地域の方は、市町村のHPに必ず防災に関するページがあるはずですので、一度調べてみてください。
まとめ
30年以内に起こるといわれている『南海トラフ地震』
気になって対策をしている人がいらっしゃれば、「まだ先のこと」と思ってあまり意識していない人もいらっしゃいます。
避難のことを考えるのは、日本史上最大の震災といわれている『南海トラフ地震』が起こってからではあまりにも遅すぎますよね。
「備えあれば憂いなし」というのは本当のこと。
ぜひ今一度ご自身の地域の避難場所や、避難するにあたって必要なものをチェックしてみてください。